一般社団法人 太田市医師会
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本会は、社会公共の福祉増進に寄与し、医学・医術の向上進歩と医道の振作を図ることを以って目的とし、次の事業を行う。

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医学・医術の向上発展に関する事項
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医業経営の改善充実に関する事項
会員の生涯教育に関する事項
医療従事者の養成に関する事項
会員の相互扶助・親睦並びに福利厚生に関する事項
関連他部門との連携に関する事項
その他目的達成上必要な事項

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健康手帳

今月の健康手帳

 

熱が出た!

 石川こどもクリニック  院長
石 川 和 夫  先生

 

 最近のお母さん方は体重が何g増えた、オムツは3時間ごとに替えなければ、ミルク缶に120ccと書いてあるけど100ccしか飲まないなど数字に敏感な世代です。

 

 このようなお母さん方にとって「熱が出た」「熱がなかなか下がらない」は最大の心配事となります。また「熱が高い=重症」とは限りませんし「熱が高くないから大丈夫」とも言い切れません。なぜならば「熱は病気と違います」「病気があるから熱が出た」のです。

 

 一方、熱は血液検査などと違い、子どもにダメージを与えずいつでもどこでも確認できる唯一の客観的データです。しかも熱の上がり下がりは「病気の性質を考えたり」「今後を予測したり」する上で「大切な資料」になるのです。朝・昼・夜と機械的に測った体温と違い、気になったときに何回でも測定し記録した「体温記録表」は、その病気の「履歴書」にも相当します。

 

 さらに「熱は病気と違う」ため「熱は下がっても、病気が治ったということではありません」。熱の上がり下がりに一喜一憂せず、全身管理(=脱水や食欲、嘔吐、下痢などに注意)や、その他の症状の変化に気を使い、必要以上に病気を長引かせないよう心掛けてください。

 

 また「病気の峠を越した」という言葉があるように、熱は下がっても病気の「峠を越した」だけで「まだ病気」なのです。熱がまた上がるかもしれませんし、子どもは下痢や嘔吐、発疹など、熱以外の症状が出やすい時期でもあります。熱が下がって約2日間は「治った」とせず「良くなってきた」として、慌てず、無理せず、食欲や機嫌、元気などに注意しながら様子を見てください。

 

 最後に、熱は体の異常を知らせる「警報」に過ぎません。警報の「中身は分かりません」。その他の「いつもと違うこと」もチェックして、かかりつけ医と相談してください。なお「けいれんのある子は早めに相談を」。