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一般社団法人 太田市医師会
群馬県太田市飯田町818
TEL.0276-48-9291
FAX.0276-48-9293


本会は、社会公共の福祉増進に寄与し、医学・医術の向上進歩と医道の振作を図ることを以って目的とし、次の事業を行う。

医道の振作昂揚に関する事項
医学・医術の向上発展に関する事項
公衆衛生の啓発指導に関する事項
地域医療の確保充実に関する事項
環境衛生の調査研究に関する事項
保健医療の普及充実に関する事項
医業経営の改善充実に関する事項
会員の生涯教育に関する事項
医療従事者の養成に関する事項
会員の相互扶助・親睦並びに福利厚生に関する事項
関連他部門との連携に関する事項
 その他目的達成上必要な事項

 


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平成27年度

平成28年3月詠草

平成28年2月詠草

平成28年1月詠草

平成27年12月詠草

太田市医師会俳句の会 平成二十七年十二月詠草

 涙してぐるぐる廻る落葉焚      荒木貴雪
 無住寺の銀杏イチョウ落葉に埋れたり     荒木貴雪
 風止みて客足増しぬ恵比須講     荒木貴雪
 時の経つ速さ思ひて落葉踏む     小林 功
 幾冬を風に耐へゐる裸木かな     小林 功
 ひとひらの落葉舞ひ散る家路かな   小林 功
 一年の本懐成就落葉舞う       栃原蘇岳
 とめどなき母への電話受驗の娘    栃原蘇岳
 冬の夜や嬰児の熱に起こさるる    栃原蘇岳
 ふる雨の新田遺跡に落葉踏む     根本五味子
 来年は良くあれかしと日記買ふ    根本五味子
 煤掃や犬の縋りしガラス拭く     根本五味子
 来る年を夢みて一献汲み交す     曲 淑子
 かさかさと落葉踏みしむ速歩かな   曲 淑子
 散る落葉はかなき生をみたしつつ   曲 淑子
 しぐるるや五重塔の高みより     窪田 明
 雪吊の縄にほどよきたるみかな    窪田 明
 さまざまの音を踏みけり落葉山    窪田 明

  平成二十七年十二月十七日木曜日 十八時三十分より
  『みちくさ』

 

平成27年11月詠草

太田市医師会俳句の会 平成二十七年十一月詠草

 軒先の干大根や小百姓       荒木貴雪
 救急車近くに止まる夜寒かな    荒木貴雪
 狛犬の顔穏やかや神の留守     荒木貴雪
 また一人友の逝きたる夜寒かな   小林 功
 忘れ得ぬ患者逝きたる夜寒かな   小林 功
 死亡欄くりかえへし見る夜寒かな  小林 功
 長椅子に検査待つ間の秋寒し    栃原蘇岳
 柿もぎに心合せる親子かな     栃原蘇岳
 秋深し絶えず言い合う老夫婦    栃原蘇岳
 障子鳴る黒人ジャズと明けの木枯し 栃原生仁
 松手入れせねば野武士と寒に入り  栃原生仁
 俳句てふ名詞夜寒の肩に乗り    栃原生仁
 夜寒さや柱にヒビの音のして     根本五味子
 眞夜中に独り酒酌む夜寒かな    根本五味子
 一枚の毛布を足せる夜寒かな    根本五味子
 長き夜やテレビドラマに涙する   曲 淑子
 独り居の雨うつ音や夜の寒し    曲 淑子
 急患の電話に呼ばる夜寒かな    曲 淑子
 落日に色をきはめて柿の秋     窪田 明
 塩辛の小鉢をまへに夜寒かな    窪田 明
 縄文の遺跡を訪へばとろろ汁    窪田 明

  平成二十七年十一月十九日木曜日 十九時より
  『太田市医師会 小会議室』

 

平成27年10月詠草

太田市医師会俳句の会 平成二十七年十月詠草

 大白鳥湖上旋回着水す       荒木貴雪
 今年米慎重にする水加減      荒木貴雪
 筆太に「新米入り」と店先に    荒木貴雪
 新米や家族揃ひて朝の膳      小林 功
 新米は産地の友の便りかな     小林 功
 新米や笑顔を添へてもう一杯    小林 功
 秋日和句作しながらまどろみぬ   栃原蘇岳
 雲間より月のほヽえむ歸り道    栃原蘇岳
 新米や我が古里の菊地米      栃原蘇岳
 月見酒えいくづるる堅き人      栃原生仁
 世変りす蝦夷の新米旨きかな    栃原生仁
 澄む秋や小面つけて媼身罷る    栃原生仁
 新米をじっくり噛めば皆辛苦    根本五味子
 木犀の香りに遠き別れかな     根本五味子
 木の幹に耳あてて聞く秋の声    根本五味子
 夕餉すみ活字恋しき夜長かな    曲 淑子
 新米や学徒援農思ひ出す      曲 淑子
 名月や身の影追ひて帰路につく   曲 淑子
 羽衣の舞ふやに月の鰯雲      窪田 明
 たえまなく霧を沸かせる山上湖   窪田 明
 新米の仏飯はちと大盛りに     窪田 明

  平成二十七年十月二十二日木曜日 十九時より
  『太田市医師会 小会議室』

 

平成27年9月詠草

太田市医師会俳句の会 平成二十七年九月詠草

 盆栽に鵙の贄あり昼下り       荒木貴雪
 栗剝きて原始の人の偲ばるる     荒木貴雪
 野路を来て偲ひ出あらた赤のまヽ   荒木貴雪
 胡瓜食む音のさくさく生きむとす   小林 功
 蕃茄あかなすや茂吉を想ひ通りけり      小林 功
 今朝見れば庭のトマトの艶のよさ   小林 功
 秋の雨謠曲、笛で暇つぶし      栃原蘇岳
 梨をはむ寐坊の家族そのまヽに    栃原蘇岳
 柿の実や小枝くヾりし竿の先     栃原蘇岳
 頭もて骨抜く心地簗の鮎       栃原生仁
 梨を剝く指より垂るる砂糖水     栃原生仁
 虫の音や廊下の隅の棕絽の鉢     栃原生仁
 桃の実の落ちてかがよふ二ツ三ツ   根本五味子
 米寿まで生かされてきて天高し    根本五味子
 啖呵良く西瓜を賣れる男かな     根本五味子
 赤とんぼ群なし宙をわがものに    曲 淑子
 秋一日共に語らふ笑顔かな      曲 淑子
 富有柿熟るるを待ちてたわわなる   曲 淑子
 ようやくに夏越え婆の安堵顔     堀越藪太郎
 栗、葡萄、梨に女の肥ゆる頃     堀越藪太郎
 午後の日にひらきつくして酔芙蓉   窪田 明
 葉の隙に青空深し葡萄狩       窪田 明
 橋ひとつ越え虫の野に出でにけり   窪田 明

  平成二十七年九月十七日木曜日 十九時より
  『太田市医師会 小会議室』
 

平成27年8月詠草

太田市医師会俳句の会 平成二十七年八月詠草

 死人出る続く猛暑の救急車       荒木貴雪
 秋暑し帰りは靜か下校児等       荒木貴雪
 明け易の消えぬ街灯出で湯町      荒木貴雪
 炎暑日はどこえも行かぬと決断す    小林 功
 世の中がどうもおかしい炎暑かな    小林 功
 救急車いくたび通る炎暑かな      小林 功
 夏祭り駐車で埋まる裏通り       栃原蘇岳
 鮎寿司を土産に貰う留守居かな     栃原蘇岳
 炎暑中祭の造成大通り         栃原蘇岳
 雲五つ飛ぶ円打羽柄のべっこう     栃原生仁
 夏富士の襞一筆の墨絵かな       栃原生仁
 酷暑かや昼寢卆寿の静かなり      栃原生仁
 山行けば泉のありし炎暑かな      根本五味子
 妻に見せむ堤ののとりの曼珠沙華    根本五味子
 餡蜜は初恋の味はしごする       根本五味子
 雑草の炎暑にめげぬ強さかな      曲 淑子
 夏祭りねじり鉢巻太鼓の音       曲 淑子
 ほしいまヽ眠りこけたる夏休み     曲 淑子
 友逝くとひらく炎暑の扉かな      窪田 明
 錆びつきて蓋あけられず天瓜粉     窪田 明
 片蔭につづく小声の立ち話       窪田 明

  平成二十七年八月二十日木曜日 十八時三十分より
  『みちくさ』

平成27年7月詠草

太田市医師会俳句の会 平成二十七年七月詠草

 咲き?るピンクの木槿天を指す    荒木貴雪
 生ビール一気飲みする乙女たち    荒木貴雪
 湯上りに少しすっきり浴衣着て    荒木貴雪
 氣がかりの患者落ち着きビール飲む  小林 功
 煙立つこの島なれど夏来たる     小林 功
 汗ふきて患者のカルテ数へをり    小林 功
 入梅雨や總会きめる委任状      栃原蘇岳
 淺草や発車待つ間の生ビール     栃原蘇岳
 紫陽花の幽寂に染むる山の寺     栃原蘇岳
 鮎和菓子切りてずらして今日は出し  栃原生仁
 渦蚊遣現を止めて真すぐ立ち     栃原生仁
 手に六つビールかヽげて蝶ネクタイ  栃原生仁
 クラス会先ず乾杯のビールかな    根本五味子
 早苗饗の椀には餅の五つ六つ     根本五味子
 手花火に闇の彼方を見据えけり    根本五味子
 飲兵衛やビール思いて喉鳴らす    堀越藪太郎
 庭先に季が来て一番ダリアかな    堀越藪太郎
 行き付けの蕎麦屋畳梅雨寒し     堀越藪太郎
 はな金の賑はふ夜やビヤガーデン   曲 淑子
 梅雨寒や空の気になる遠出かな    曲 淑子
 簾越し眺むる庭の石燈籠       曲 淑子
 時の日や脈を読みゐる指の先     窪田 明
 白壁にががんぼ影をすべらせて    窪田 明
 乾杯のビール遅れし人とまた     窪田 明

  平成二十七年七月十六日木曜日 十九時より
  『太田市医師会 小会議室』

平成27年6月詠草

太田市医師会俳句の会 平成二十七年六月詠草

 草笛の聞ゆる利根の落暉かな     荒木貴雪
 草野球日傘に混じる新聞紙      荒木貴雪
 秋麦の黄色減りゆく遠赤城      荒木貴雪
 仲見世に外人さんの日傘かな     小林 功
 日傘さす乙女と歩く老いの夢     小林 功
 ゆうらりと若きをみなの日傘かな   小林 功
 浜日傘子供見守り日暮まで      栃原蘇岳
 日傘さすグリーン上の草いきれ    栃原蘇岳
 医師会の俳句大会春障子       栃原蘇岳
 降るも良し照りつくもよし黒日傘   栃原生仁
 ビル谷間日傘の黒のあつかまし    栃原生仁
 雨傘の黒の大きの今日の日傘     栃原生仁
 午后の日に傘傾むけ立話       根本五味子
 日傘さしショートスカート脛はねる  根本五味子
 砂日傘入りて少し微睡みぬ      根本五味子
 日傘さすおとこ増えたり平成世    堀越藪太郎
 梅雨寒や袖の長短着ては脱ぎ     堀越藪太郎
 貴婦人の日傘に覘く白き肌      堀越藪太郎
 赤信号待つ身に日傘やさしかり    曲 淑子
 初なりのじまんの胡瓜もてなせり   曲 淑子
 乳母車の赤子見守る日傘かな     曲 淑子
 遊船や海と川との境目に       窪田 明
 行列の日傘に入れてもらいけり    窪田 明
 露座仏の天蓋なせる若葉かな     窪田 明

  平成二十七年六月十八日木曜日 十九時より
  『太田市医師会 小会議室』

平成27年5月詠草

太田市医師会俳句の会 平成二十七年五月詠草

 送電塔映す苗代小波うつ        荒木貴雪
 初燕巣場所探しに飛び廻る       荒木貴雪
 柿若葉之に勝されるみどりなし     荒木貴雪
 老いの身に巡り来れる若葉かな     小林 功
 若葉萌え小学生の登校す        小林 功
 もう少し生きむとすなり若葉見て    小林 功
 若葉風肌に沁入りほっとする      栃原蘇岳
 ときめきて部活を語る入学生      栃原蘇岳
 庭若葉元気に体操一分間        栃原蘇岳
 病葉や土を輪回と疑わず        栃原生仁
 五月雨か静かに飛石青の息       栃原生仁
 手を腰に眺めいる鳩寿柿若葉      栃原生仁
 古木なほ生気のありて若葉せり     根本五味子
 蟇のっそり出でて「今晩は」      根本五味子
 峠道子馬に乘りて山を見る       根本五味子
 若葉とは喰われ風折れ易き物      堀越藪太郎
 爽快に青葉のトンネル赤城道      堀越藪太郎
 熱中症にわか農家の畑仕事       堀越藪太郎
 休日の家庭菜園若葉風         曲 淑子
 人生の道標欲し木下闇         曲 淑子
 若葉萌え夜通し語るいとこ会      曲 淑子
 春陰や香華の絶えぬ辻地蔵       窪田 明
 かがやきを夕日にきはむ楠若葉     窪田 明
 朝の茶を濃いめにいれて夏近し     窪田 明

  平成二十七年五月二十一日木曜日 十九時より
  『太田市医師会 小会議室』

平成27年4月詠草

太田市医師会俳句の会 平成二十七年四月詠草

 山里の一樹の余花か川の音      荒木貴雪
 強東風に倒れし供花や新塔婆     荒木貴雪
 青麦の畑飛び飛びに広野かな     荒木貴雪
 東風吹けばまた一年を生きてゆく   小林 功
 東風吹いて小学生が飛んで来る    小林 功
 東風吹いて大樹揺れたりさあ仕事   小林 功
 満開の花を飛び交う小鳥かな     栃原蘇岳
 花開く校庭走るサッカー児      栃原蘇岳
 強東風や出前をたのむ老夫婦     栃原蘇岳
 今日は東風老宅微かにゆるみけり   栃原生仁
 佐保姫の化身となりし夕茜      栃原生仁
 トタン屋根雪踏むごとの妹がり行く猫 栃原生仁
 強東風に息の詰りし丘の上      根本五味子
 桜餅うぐいす餅の出揃ひぬ      根本五味子
 朝靄や野はひろびろと麦青し     根本五味子
 井戸端の毒話に似たり彼岸花     堀越藪太郎
 夕東風の釣果なけれど心地良し    堀越藪太郎
 花過ぎの我等が番と雑草花      堀越藪太郎
 東風吹くや思ひめぐらす若き日々   曲 淑子
 はらはらと散る花惜しむ曇り空    曲 淑子
 散る桜思ふがまヽの宇宙旅      曲 淑子
 燕来る誰も見ていぬ無人駅      和賀一雄
 亡き母を桜の頃にふと想う      和賀一雄
 東風散らす花びら一面岩瀬川     和賀一雄
 転勤の朝母の手の菜飯かな      窪田 明
 いか焼きの匂ひも連れて桜東風    窪田 明
 土の手を洗ひて蒔けり花の種     窪田 明

  平成二十七年四月十六日木曜日 十九時より
  『太田市医師会 小会議室』
 
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