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一般社団法人 太田市医師会
群馬県太田市飯田町818
TEL.0276-48-9291
FAX.0276-48-9293


本会は、社会公共の福祉増進に寄与し、医学・医術の向上進歩と医道の振作を図ることを以って目的とし、次の事業を行う。

医道の振作昂揚に関する事項
医学・医術の向上発展に関する事項
公衆衛生の啓発指導に関する事項
地域医療の確保充実に関する事項
環境衛生の調査研究に関する事項
保健医療の普及充実に関する事項
医業経営の改善充実に関する事項
会員の生涯教育に関する事項
医療従事者の養成に関する事項
会員の相互扶助・親睦並びに福利厚生に関する事項
関連他部門との連携に関する事項
 その他目的達成上必要な事項

 


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平成26年度


太田市医師会俳句の会 平成二十七年三月詠草

 鳥帰る一ひらの雲置き土産      荒木貴雪
 揚雲雀急に声消ゆ大野原       荒木貴雪
 中庭に鳴く鴬や豪農家        荒木貴雪
 遙かなる雲雀の声を追ひにけり    小林 功
 声聞けば雲雀舞ひをり天空に     小林 功
 大空に夢を告げくる雲雀かな     小林 功
 四月馬鹿腕をみがいて七十年     栃原蘇岳
 揚雲雀一人生活始まれり       栃原蘇岳
 ちゃんちゃんこ形見の着物縫い直し  栃原蘇岳
 石鹸玉白髪かくれる程湧かし     栃原生仁
 老の夢は唯碧の中揚げひばり     栃原生仁
 四温かな欅茶色のしつこき葉     栃原生仁
 春嵐天地かんまし季を進む      鳥山藪太郎
 巣のありかだまし舞い降る親雲雀   鳥山藪太郎
 花の下犬に送られ門を出づ      根本五味子
 うらうらと雲雀に紛う群雀      根本五味子
 下萌や畦のほとりにひそやかに    根本五味子
 揚雲雀さえづり続く広野かな     曲 淑子
 花粉飛び涙あふるる木の芽時     曲 淑子
 のどけしや睡魔のおそふ昼餉あと   曲 淑子
 正座して証書見つめし受験生     和賀一雄
 早春の雑草今年もよろしくね     和賀一雄
 姉が来て妹が来て彼岸かな      和賀一雄
 羽搏いて声をちらせる揚雲雀     窪田 明
 青麦に風をひろげて鷺翔てり     窪田 明
 冴返る地震にくずれし瓦塀      窪田 明

  平成二十七年三月十九日木曜日 十九時より
  『太田市医師会 小会議室』

 

太田市医師会俳句の会 平成二十七年二月詠草

 雀の子蹲氷り何思ふ          荒木貴雪
 春隣孫の結婚決まりたり        荒木貴雪
 縁側の盆梅少し色づきて        荒木貴雪
 春近し幼の背負ふランドセル      小林 功
 春近し老いには老いの夢がある     小林 功
 春隣いよよ高まる恋心         小林 功
 春隣り大木切りて空明ける       栃原蘇岳
 冴返る吹き溜りの庭掃除        栃原蘇岳
 春近し乳児檢診祖母そいて       栃原蘇岳
 一人靜領土ひろげて子子孫孫      栃原生仁
 春近しほこりほっこり庭の土      栃原生仁
 春近や木斛佛と御光さし        栃原生仁
 小鉢より育てし藤も春隣        根本五味子
 かたくりの溢るる想ひ秘めて咲き    根本五味子
 行きずりに化粧の香る春隣       根本五味子
 春近し髪とヽのへてぶらり出る     曲 淑子
 凍返る目覚めし夜半の孤独かな     曲 淑子
 春隣猫行来する塀の上         曲 淑子
 春近き身丈ほどなる桑の枝       窪田 明
 寒晴るる三保の松原鳶の笛       窪田 明
 まず畦をほほゑませをりいぬふぐり   窪田 明

  平成二十七年二月十九日木曜日 十九時より
  『太田市医師会 小会議室』

 

太田市医師会俳句の会 平成二十七年一月詠草

 大寒の寒さ増しけり夜のしじま     荒木貴雪
 赫赫と染まる赤城嶺初景色       荒木貴雪
 落日や赤く染まりし雪浅間       荒木貴雪
 夢を持ち生きむとすなり初山河     小林 功
 宿の外白一面の初景色         小林 功
 残生を悔いなく生きむ初景色      小林 功
 病窓に東雲の空初景色         栃原蘇岳
 一病息災の卒寿年新まる        栃原蘇岳
 三ヶ日テレビのマラソン胸躍る     栃原蘇岳
 夫卆寿息のせあわせ去年今年      栃原生仁
 猛吹雪すぎて末迄のっぺらぼう     栃原生仁
 退院す炬燵定座の夫素直        栃原生仁
 玻璃窓に雪の結晶光りたり       根本五味子
 此の年を靜かに生きん去年今年     根本五味子
 初日さす山河草木光けり        根本五味子
 新春のあせし口唇紅をさす       曲 淑子
 希望とは生きる糧なり初日出      曲 淑子
 初景色生かされ生きて今日のあり    曲 淑子
 俎の音のせはしき年の夜        窪田 明
 見はるかす板東太郎初景色       窪田 明
 跡取りの説教を受く去年今年      窪田 明

  平成二十七年一月二十二日木曜日 十九時より
  『太田市医師会 小会議室』

 

太田市医師会俳句の会 平成二十六年十二月詠草

 父母の居た頃思ひ蜜柑むく       小林 功
 はらからの揃ひし夜や蜜柑むく     小林 功
 酸っぱきも甘きもよけれ蜜柑むく    小林 功
 年末や告知受けてもたじろかず     栃原蘇岳
 町中を眼下に眺む蜜柑狩        栃原蘇岳
 テレビまで日のさし込める冬日かな   栃原蘇岳
 幾年を越して甘露と庭蜜柑       栃原生仁
 小判積む荻の紅葉や夕日落つ      栃原生仁
 帶見せて残る蜜柑や漆盆        栃原生仁
 駿河路や野山黄色に蜜柑山      根本五味子
 雲海の果てに大きく冨士の山     根本五味子
 独り居の夜を慰さむる蜜柑かな    根本五味子
 暮易し終らぬ仕事反省す        曲 淑子
 風邪の子胸に冷き聴診器        曲 淑子
 蜜柑手にまづは香を樂しめり      曲 淑子
 熱燗や妻と重ねし歳月を        和賀一雄
 世を去るはどんな気持ちや冬椿     和賀一雄
 手にとりてなほあたたかき子のセーター 和賀一雄
 独り居の軒に時雨を聞きゐたり     窪田 明
 をちこちの丘みな古墳冬枯るる     窪田 明
 荒磯の音を真下に蜜柑山        窪田 明

  平成二十六年十二月十八日木曜日
  十八時三十分より
  『みちくさ』

 

太田市医師会俳句の会 平成二十六年十一月詠草

 元気良く親友帰る初時雨       荒木貴雪
 山茶花の雄蕊の黄色ふくらみて    荒木貴雪
 晩秋や落暉に燃ゆる峡の里      荒木貴雪
 晩秋やイブ・モンタンの唄浮かぶ   小林 功
 晩秋や風の吹くまま吹かぬまま    小林 功
 晩秋や木の葉のワルツ車窓にも    小林 功
 晩秋や老後に備え図書整理      栃原蘇岳
 栗飯や懇親会の機嫌良し       栃原蘇岳
 晩秋の大会前の稽古かな       栃原蘇岳
 杉山を怒らす赤城颪かな       栃原生仁
 船の色の紅葉で終る花水木      栃原生仁
 着脹れてだみし喚声ゲートボール   栃原生仁
 高速路窓開けて聴く秋の声      根本五味子
 一人居の窓にさし入る月明り     根本五味子
 道の辺の野菊ひそかに群れて咲く   根本五味子
 晩秋や癌病む人の手をさする     曲 淑子
 狭き庭今を盛りと菊黄色       曲 淑子
 みちのくの宿にあふるる紅葉かな   曲 淑子
 三脚を据ゑては山の秋惜しむ     窪田 明
 干し物の形と色も冬めける      窪田 明
 をさなごの帽子に追はれ秋の蝶    窪田 明

  平成二十六年十一月二十日木曜日 十九時より
  『太田市医師会 小会議室』

 

太田市医師会俳句の会 平成二十六年十月詠草

 稲刈り機乘る老農の微笑めり      荒木貴雪
 鵯に蹲の水替えにけり         荒木貴雪
 秋耕の一面黒と替りけり        荒木貴雪
 稲の出来天候次第神の業        小林 功
 稲作の三千年の命かな         小林 功
 稲刈りやすめらみことも行なふと    小林 功
 庭石の隙間を溢るこぼれ萩       栃原蘇岳
 天?し歯科を開業定年後        栃原蘇岳
 荷車の畦一列に稲の秋         栃原蘇岳
 秋の神田をそれぞれの黄金とす     栃原生仁
 稲架の影殉教達の歩くある       栃原生仁
 散らさずに土に着いたり残り萩     栃原生仁
 羽衣の舞の姿や秋深し         根本五味子
 一斉に飛び立つ空や稲雀        根本五味子
 姥百合や厠の裏に白く咲く       根本五味子
 台風のさけて通れる上州路       曲 淑子
 稲穂たれ田は豊作を誓ひけり      曲 淑子
 黄金なす稲穂の海や波うちて      曲 淑子
 接待の妻子にすまぬ焼き松茸      和賀一雄
 波風のような紋様稲の秋        和賀一雄
 ほろ酔いて角を曲がれば金木犀     和賀一雄
 どれとなくゆるる風船葛かな      窪田 明
 早稲の香のまづ乗込め里の駅      窪田 明
 満天の星を光らせ後の月        窪田 明

  平成二十六年十月十六日木曜日 十九時より
  『太田市医師会 小会議室』

 

太田市医師会俳句の会 平成二十六年九月詠草

 カーテンを開けば消えし揚花火     荒木貴雪
 雨戸持ち暫し佇ずむ閨の月       荒木貴雪
 鳴き声のだんだんと良し法師蟬     荒木貴雪
 宇宙にてロボットの酌むや月見酒    小林 功
 月の影ゆっくり老いは迫るらし     小林 功
 月面に昔うさぎが住んでゐた      小林 功
 満月や岩橋かけし天空に        栃原蘇岳
 蝉時雨心鎮める昼下り         栃原蘇岳
 木漏れ日に緑艶めく柿の幹       栃原蘇岳
 人跳ねし月煌煌の億光年        栃原生仁
 火薬みな天空花火にしたきかな     栃原生仁
 雨颱風庭の芝生の溺れけり       栃原生仁
 陸奥に名月のごと幸満ちよ       鳥山藪太郎
 不揃いも母の茹で栗甘きこと      鳥山藪太郎
 倅より届きし梨の瑞瑞し        鳥山藪太郎
 大利根の堰より来る秋の水       根本五味子
 夜いけと甍の上に月白し        根本五味子
 遠き日の伯母の笑顔や夕化粧      根本五味子
 月光に導かれゆく患家かな       曲 淑子
 月待てど見えざる月に供え物      曲 淑子
 飛びかひて季節を告げる赤とんぼ    曲 淑子
 鈴虫の声を肴に八海山         和賀一雄
 枡酒やポンと銀杏飛び込んだ      和賀一雄
 満月や暖簾かき分け次郎寿司      和賀一雄
 仲秋やおほらかに飲む太郎冠者     窪田 明
 秋めくやねころんで見る雲の脚     窪田 明
 名月に応へず犬の老いたれば      窪田 明

  平成二十六年九月十八日木曜日 十九時より
  『太田市医師会 小会議室』

 

太田市医師会俳句の会 平成二十六年八月詠草

 田舎屋の入口明し紅蜀葵        荒木貴雪
 風鈴の音色清しき峡の宿        荒木貴雪
 見渡せる直線鉄路猛暑かな       荒木貴雪
 あごを出し犬も寝ころぶ炎暑かな    小林 功
 炎暑など知らず診察終へにけり     小林 功
 炎暑日や宅急便がやって来る      小林 功
 賛美歌に弟復活炎暑の日        栃原蘇岳
 炊事する用意のお助けお中元      栃原蘇岳
 惑いては辞典をめくる夏の夜      栃原蘇岳
 夏障子陰陽しかと分けにけり      栃原生仁
 酷暑かなみみず一うね昇天す      栃原生仁
 跳ねいた鮎夢の又夢崩れ簗       栃原生仁
 炎暑時乗り込みがたき往信車      鳥山藪太郎
 梅雨明けて一時閑あり靖国社      鳥山藪太郎
 念力をこめて眞向ふ炎暑かな      根本五味子
 桃の実の良き肌触りほしいまま     根本五味子
 心まだときめくものを鳳仙花      根本五味子
 疲れたる孫の昼寝の夢見顔       曲 淑子
 目的地遠く感ずる炎暑かな       曲 淑子
 雑草の伸び放題や蝉時雨        曲 淑子
 水打つて青きはやかに三波石      窪田 明
 のぼりつめ終の一花のねぢればな    窪田 明
 蔀戸を上げて大暑の大伽藍       窪田 明

  平成二十六年八月二十一日木曜日 十九時より
  『太田市医師会 小会議室』

 

太田市医師会俳句の会 平成二十六年七月詠草

 大拍手腕で汗拭く勝力士        荒木貴雪
 落雷の一瞬家並浮びけり        荒木貴雪
 水口に活き活きしたる余り苗      荒木貴雪
 ひや汗も時には出るぞ老いの身に    小林 功
 汗ばんで匂ひもゆかし人の妻      小林 功
 聴診器肩にかついで玉の汗       小林 功
 母の手へ駆けよる幼な玉の汗      栃原蘇岳
 生ビール一風呂浴びて一気のみ     栃原蘇岳
 汗かきて重き書物の整理かな      栃原蘇岳
 流れせで纏わり着くや今日の汗     栃原生仁
 柿の実の子にもならずと土の上     栃原生仁
 汗というそは人生の代名詞       栃原生仁
 コンクリに守宮走りて影のなし     根本五味子
 苗かご負い遅れてならじ汗をかく    根本五味子
 久闊の夏の句会や人の老ゆ       根本五味子
 懸命の看護介護の汗光る        曲 淑子
 大汗の湯あみの後の肌ざはり      曲 淑子
 夏雲や子等の笑顔を見守りぬ      曲 淑子
 今日からはアイスコーヒーセブンカフェ 和賀一雄
 台風来明日は休校子らはしゃぐ     和賀一雄
 ゴルフ終え鮎竹酒の舌づつみ      和賀一雄
 利根川を登る姿に鮎焼かる       窪田 明
 月山の影をかすかに蛍狩        窪田 明
 まづ汗をぬぐひ三時の町工場      窪田 明

  平成二十六年七月十七日木曜日 十九時より
  『太田市医師会 小会議室』

 

太田市医師会俳句の会 平成二十六年六月詠草

 下校児の声賑やかに麥の秋      荒木貴雪
 南天の花こぼれをり峡の家      荒木貴雪
 木々若葉柿に勝れるものの無し    荒木貴雪
 老身の目にしみとほる若葉かな    小林 功
 四海には青葉若葉の漂へり      小林 功
 老いの身に生きたしと思ふ若葉かな  小林 功
 柿若葉明日を夢みる力湧く      栃原蘇岳
 ひさびさに見舞いし次弟鮎の膳    栃原蘇岳
 伝統の笛借り習う夏の夜       栃原蘇岳
 しなやかに欅の枝の青葉風      栃原生仁
 濃むらさき紫蘭の花の登りつめ    栃原生仁
 あらためて庭小まいども若葉狩    栃原生仁
 芥子咲くや志もち天向きて      根本五味子
 初夏の街友の笑顔やクラス会     根本五味子
 山路来て青葉の彼方滝の音      根本五味子
 くたびれて青葉見上げて深呼吸    曲 淑子
 梅雨きざし葉先にとヾむしづくかな  曲 淑子
 久に会う友と語るや若葉風      曲 淑子
 新茶汲むてのひらに湯をたしかめて  窪田 明
 短夜のまだ明けきらぬこけしの目   窪田 明
 やはらかき谺を返す若葉山      窪田 明

  平成二十六年六月十九日木曜日 十九時より
  『太田市医師会 小会議室』

 

太田市医師会俳句の会 平成二十六年五月詠草

 ほヽえめる父の遺影に新茶注ぐ     荒木貴雪
 遠くに昼のサイレン藤の花       荒木貴雪
 ゆるやかに尾鰭を揺らす鯉幟      荒木貴雪
 木の間より顔を出したり藤の花     小林 功
 白藤や近くによりて淡き青       小林 功
 ゆうらりと風と遊びぬ藤の花      小林 功
 山の如光り枝垂るる瀧桜        栃原蘇岳
 藤棚のや故郷の我が家思い出し     栃原蘇岳
 いつしかに欅芽吹ける庭に立つ     栃原蘇岳
 藤の花何時か地球を破りたし      栃原生仁
 さざ波のささつと伸ばし藤の影     栃原生仁
 春暁や声の透明告知されしと      栃原生仁
 我が藤は盆栽なりしが咲き誇る     根本五味子
 咲き出だす藤の下陰蝶の舞ふ      根本五味子
 雪柳闇の深さなほ白く         根本五味子
 「先生」と呼ぶ声のして藤の園     曲 淑子
 子供の日親子奏ずる音楽会       曲 淑子
 長々と藤咲き揃ひフラダンス      曲 淑子
 黙々と篝火を足す桜守         窪田 明
 竜天に登り孔雀は羽根ひろぐ      窪田 明
 菜の花にうづもれており水の音     窪田 明

  平成二十六年五月十五日木曜日 十九時より
  『太田市医師会 小会議室』

 

太田市医師会俳句の会 平成二十六年四月詠草

 日曜日無為に終りて暮遅し       荒木貴雪
 無住寺の池一面の落花かな       荒木貴雪
 牡丹の蕾大きく天を向く        荒木貴雪
 桜花命の限り咲きゐたり        小林 功
 咲くもあり散れるもありて山桜     小林 功
 じっくりと眺めてゐたき桜かな     小林 功
 花の雨がらんとしたる砦あと      栃原蘇岳
 校庭の桜の下に敬老会         栃原蘇岳
 夜桜に雪洞ならび醉いしれり      栃原蘇岳
 爛漫の桜の風よ鯉ゆたり        栃原生仁
 桜咲き長寿と云わる我片乳       栃原生仁
 春の夜半弟は告知と声透明       栃原生仁
 開業の記念の桜咲きにけり       根本五味子
 囀りや犬に送られ門を出づ       根本五味子
 癌取りし身の永らえて桜かな      根本五味子
 何処からか桜香りし昼餉時       鳥山藪太郎
 金山の松に際立つ山桜         鳥山藪太郎
 お点前の茶をいたヾきつ桜餅      曲 淑子
 芋植うる土にまみれしひと日かな    曲 淑子
 散る桜風を背負ひて何処迄も      曲 淑子
 桜咲く我が日本に帰りきぬ       和賀一雄
 静かなる落花の下で一人酒       和賀一雄
 満開の桜貴女も花盛り         和賀一雄
 黙々と篝火を足す桜守         窪田 明
 竜天に登り孔雀は羽根ひろぐ      窪田 明
 菜の花にうづもれており水の音     窪田 明

  平成二十六年四月十七日木曜日 十九時より
  『太田市医師会 小会議室』

 
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